電気代などの節約には、住宅の建物構造や建材、採用する窓の種類による断熱性能の違いが関係します。
そこで今回は、窓に使用されることが多い、アルミサッシや樹脂、複層ガラスの3つの特徴を比較します。
これから注文住宅を建てるのを検討している、リフォームやリノベーションを考えている方は、ぜひ記事を参考にしてください。
窓の種類による断熱性能比較と特徴①アルミサッシ
アルミサッシの特徴は、雨風などの腐食や錆びにくく、軽量かつ強度が高いことです。
導入するコストが抑えられ、耐久性と省エネ性を持ち合わせているメリットがある一方、熱伝導率が高く、ほかの素材と比較すると断熱性能が低いのがデメリットです。
一般的な建物に導入されており、家を建てる際やリフォーム、リノベーションをおこなう際の見積もりはアルミサッシでおこなわれていることが多くあります。
予算を考え、アルミサッシの窓に決めた場合は、遮光カーテンなど断熱性能を高める役割があるアイテムを取り入れることをおすすめします。
窓の種類による断熱性能比較と特徴②樹脂サッシ
樹脂サッシの特徴は、腐食しにくく、熱に弱いことです。
主にフライパンの持ち手部分にも使用される塩化ビニール樹脂でできています。
機能性が高く、結露に強いため省エネにつながるメリットがある一方で、定期的なメンテナンスが必要な点はデメリットです。
結露が多い、海辺や寒いエリアの窓には樹脂サッシがおすすめでしょう。
なお、定期的なメンテナンスは5〜10年が目安とされているため、導入時には、どれくらいのコストがかかるのかを確認しましょう。
窓の種類による断熱性能比較と特徴③複層ガラス
複層ガラスとは、漢字の意味のとおり、ガラスが複数枚重なったものです。
なかには3枚ガラスを重ねたトリプルガラスなどもあります。
複層ガラスの特徴は、空気層を閉じ込め、熱や冷気を通しにくいことです。
省エネ性が高いメリットがある一方で、コストが高いことがデメリットと言えます。
アルミサッシや樹脂素材と比較すると断熱性能は高く、ガラスを2重以上にしているため、防音性も増しています。
災害時にものが飛んできても割れにくく、災害時にものが飛んできても割れにくく、けがをしにくい環境の確保やリモートワークに最適な環境を作り上げられます。
まとめ
窓の種類により、断熱性能はそれぞれ異なります。
お家づくりでは、これから何十年も暮らすため、快適な暮らしをしたい方が多いでしょう。
予算などと相談しながら、自分のライフスタイルに合わせた窓選びをおこなうことが大切です。
また、地域ごとの特性もあるため、メリットとデメリットを把握したうえで考えましょう。
